手も触れない距離で。

暫くして
バイブがふるえる。


拓也くんからだ。

『ありがとう
じゃ今から』

………今から??

仕方あるまい…。


これで
終わるんだから。

そう思ってた。

ただ話すだけ…
なんてね。


そんな子供の
世界では
なかったんだ。
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