手も触れない距離で。
周りには誰もいない。
ただ静かに桜が
舞っている。
「ねぇ、真樹ちゃんは
彼氏とかいる?」
「いませんよ。」
だって彼女になりたくても
なれないから。
「じゃあさ、俺の
彼女になって??」
…は???
「ごめんなさい。
好きな人いるので…」
「でも俺、前から
好きなんだ………」
そういって
体を近づける。
「寒い??」
うん。
あなたのせいでね。
なんていえない。
「うん。」
ただ素直に
答える。
その瞬間
私は訳が
わからなくなった。
“手”を
繋がれているのだ。
いわゆる
恋人繋ぎで。
「んー…と
何をしているのかなぁ??」
「え??
寒いんだよね?
だから。」
そっかー♪
なんて言えない。
「そう……。」
これだけしか
言えなかった。
気持ち悪くて
仕方がなかったから。
ただ静かに桜が
舞っている。
「ねぇ、真樹ちゃんは
彼氏とかいる?」
「いませんよ。」
だって彼女になりたくても
なれないから。
「じゃあさ、俺の
彼女になって??」
…は???
「ごめんなさい。
好きな人いるので…」
「でも俺、前から
好きなんだ………」
そういって
体を近づける。
「寒い??」
うん。
あなたのせいでね。
なんていえない。
「うん。」
ただ素直に
答える。
その瞬間
私は訳が
わからなくなった。
“手”を
繋がれているのだ。
いわゆる
恋人繋ぎで。
「んー…と
何をしているのかなぁ??」
「え??
寒いんだよね?
だから。」
そっかー♪
なんて言えない。
「そう……。」
これだけしか
言えなかった。
気持ち悪くて
仕方がなかったから。