お見合いダーリン!



「するんだって」

「は、何を?」

「お見合い」





しれっとわかはそう言った。


お見合いの事は広めたくないのになぁ…





「お見合い!?」





教室に竜の声が響く。


すぐに竜は手で口を塞いでそれで誰?と小さな声で聞いてきた。





「鈴美」

「え、遠藤が!?」





今、ホッとしなかった…?


はっはーん。


お見合いするのが葵じゃなくて、私だって分かってめちゃくちゃ安心したんでしょ?





「ありえねー」

「でしょ?」





そう言った二人を葵は注意する。


そんな葵を見つつ私は。


信じてもらえない苛立ちが溜まりに溜まって、ドッカンっと爆発してしまった。



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