お見合いダーリン!
いたたた…
流石に長時間の正座は痺れてくる。
バレない程度なら少し崩してもいいよね、と思った時。
「鈴美さん」
羽須美さんが話しかけてきた。
私は内心ビクッとしながらも羽須美さんの方へと視線を向けた。
「天気もいいので。良かったら外でも行きませんか?」
なんだかお見合いらしいそんな言葉に少しテンションが上がる。
「は、はい」
私はそう言って立ち上がる。
丁度、大人の会話には退屈してたし軽い気分転換にもなりそう!
パパとママから熱い視線を感じながら、私は羽須美さんと一緒に個室から出た。
ここからは羽須美さんと二人。
何か話したりするのかな…?