お見合いダーリン!
放課後デート
「―…ねぇ、どうなったの?」
「早く教えてほしい」
「遠藤、勿体振るなよな」
ライトならぬペットボトル。
カツ丼ならぬサンドイッチ。
そして、私の目の前には凄い顔をした刑事ならぬお馴染みの葵とわかと一柳。
「「鈴美!」」
私は今ものすごーく刑事ドラマで出てくるような、口を中々割らない犯人になった気分。
後は‘証拠は揃ってる’なんて台詞が出れば完璧だ。
こんな状況にも関わらずなーんて思ってる私は可笑しい?
ずっと黙り続けてる私に…
「まさか、嘘だったとかぁ?うん。それならハリセンボンね?うわ、めっちゃくちゃ楽しみなんだけど」
わかはこの上ないくらいの笑顔でウキウキでそう言った。