お見合いダーリン!
来てないや…
はぁと私は携帯を閉じようとした時。
{プルルルルプルルルル}
と、携帯の着信音が鳴り響いた。
携帯画面にはママという文字があり私はピッピッっとボタンを押す。
どうしたんだろう?
「なにかあったの?」
『もしもーし。携帯番号を教えた報告』
「え、誰に?」
『羽須美さん』
羽須美さんに番号を教えた…?
『じゃ、忙しいから切るわね』
「ちょ、ちょっと待って!羽須美さんの携帯番号は?」
『それが聞き忘れたのよねぇ。ちょうどドラマの再放送見てて凄くいい所だったから』
アハハハとママの笑い声が聞こえて来る。
全然、私からしたら笑えないんだけど。