お見合いダーリン!



ママなんて知らない!


と、電話を切って顔を上げると興味津々な三人の顔があった。





「「鈴美」」

「なぁ、遠藤ー」





ぜっつぅたーいに教えない!


私は視線を携帯に画面を戻して
チャイムが鳴るまで携帯をいじった。





――――――――

―――――

――





「ごめんね」

「ファミレス寄ろ?」

「遠藤の分は三人で奢るし」





あれから放課後まで朝と同じで三人は私の傍にベッタリ。


けど、私は未だに外方を向いたまま。


そんな、私達をクラスメートは興味津々に見てくる。


そりゃあ、朝っぱらだもん。


何かあったに違いない!


そう思ってしまうのが仕方がないくらいだ。



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