お見合いダーリン!
初体験デート
クローゼットを大全開にし、8畳の部屋一面の床に散乱してる服。
そして…
「決まらないよ〜」
全身鏡に向かって叫ぶ私。
初デートは気合いを入れる!そう誓った昨日の18時。
それから私はずっと寝ずにこうして私はクローゼットと鏡と睨めっこしている。
「もー。鈴美姉さっきから煩いんだけどぉ」
そう言って頭をボリボリかきながら部屋に入ってきた鈴加。
「鈴加ぁ…」
「なにかあったの?かなり散らかってるけど」
「服が決まらない!お姉ちゃんを助けてよー」
私は勢い良く鈴加に抱き着くと鈴加はやれやれと言わんばかりに、私を離して服を見はじめた。
もう頼りになる妹を持って幸せ!