お見合いダーリン!
「キャー。冷たい」
私はパシャパシャと足を海につける。
あー、冷たくて気持ちいい!
「羽須美さ〜ん」
私は向こうで座ってる羽須美さんに手を振る。
手を降ってる私に気付いたのか、羽須美さんは目を細め返してくれた。
羽須美さんの手にはタオルが一枚。
近くでコンビニで買ってくれた新品の。
「羽須美さんもどうですか?」
「僕はいいよ」
気持ちいいのになぁ…
私はパシャッと足を振る。
陽に反射してキラキラ光る水しぶき。
「綺麗ーっ」
羽須美さんも見えるかな?
よーし!
私はさっきより足を大きく振る。
「うわっ」