心音
 気がついたら病院にいた。            ここまでどうやって来たのかさえ覚えていない。                       カイはどうなるんだろう。                       「・・こ・・翔子」              「・・翔子!」             『えっ!』             誰の声も聞こえなかった。             「とりあえずシン君大丈夫だって。」           『・・そう。』
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