心音
ただ一つ、あの人の鼓動だけは奪わなかった。 私はこれ以上何も望んではいけないのだろう。 鼓動が続くかぎり一緒に生き続けていく。 私の心臓は、きっとあの人よりも多く鼓動を刻むことができるだろう 。