ずっと好き。
「う~ん・・・。」


さっきから、携帯に手を伸ばしてみたり、やっぱやめようとシャーペンを持ってみるのだが、やっぱり気になって・・・

の繰り返しだった。

メールしたって今は部活の時間だし、出れる訳ないよね・・・。


「そうだ。ちかちゃんにメール・・・。」


と思ったのだけど、ちかちゃんも私と同じ受験生だし、迷惑を掛ける訳には行かない。


「こうなったら、明日様子を見に行くしかないな。」


という事で、明日は部活へ行く事にした。




翌日の放課後。

音楽室を覗いてみると・・・


「愛由ちゃん!何回言ったらそこ出来るようになるの!?」


香里ちゃんの大きな声が聞こえて来た。

びっくりした。

あの、大人しい香里ちゃんが大きな声で怒ってるなんて・・・。



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