ずっと好き。
・・・とは言ったものの。

海君の事ばっかり考えて授業に集中出来ないし、

今何やってんだか、サッパリわかんないし、

もう、どうしていいかわかんない。


「はぁ~・・・。」

「みらちゃん、どーしたの?」


クラスメイトの薫(かおる)ちゃんが聞いてきた。


「ん・・・今日の授業の意味がわかんなくってさ~」

「あー私もよくわかんなかったんだよねぇ~どんどん難しくなるし!」


薫ちゃんは、あんまり頭が良くない。

多分・・・私の方がまだ頭は良い方だと思う。

でも、人の事気にしてる場合じゃない、まじで。


「お互い、頑張ろーね!」

「うん。」


私は、素っ気ない返事をしといた。

今は、1人にしてほしかった。




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