ずっと好き。
「みら先輩、ちょっといいですか?」

「愛由ちゃん?どうしたの??」

「ここじゃ、ちょっと・・・。」

「わかった。じゃあ、楽器室行こっか!」



愛由ちゃんが皆の前では話せないような話って、一体何なんだろう?

私みたいに、恋の相談でもしてくれるのかな?



・・・と思ったけど、違った。




「あの、みら先輩って大蔵の事、好きですか?」




突然の質問に頭が真っ白になった。

だって、そんなの、後輩に言えないよ。

言えるわけがない・・・。



「え?何でそう思ったの??」



できるだけ、冷静でいるようにした。

でも、手が震えていた。



「最近、大蔵とばっかりいるし、好きなのかなぁって・・・。」



愛由ちゃんは、私の事をよく見ていた。

どうしよう、本気でバレるかも・・・。




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