ずっと好き。
「いや、それは全然構わないッスけど・・・。俺がここにいたら確実に変態・・・。」

「あ、そっか。ごめん・・・。出よっか。」


トイレの扉を開けた瞬間。

そこには泣きはらした愛由ちゃんがいた。


「先輩、ヒドイ!何で人の話を盗み聞きするんですか?最低ですよ!」

「あ、愛由ちゃ・・・」

「みら先輩がそんな人だったなんて、思ってませんでした!!」

「山田、やめろ!」



え・・・。

海君が、私をかばった。

愛由ちゃんは、泣いているのに。



「先輩はわざと聞いてたわけじゃないって、今言ってただろ?」

「でも・・・っ」

「お前の方こそ、見損なったよ。」

「あ・・・。」



海君・・・。

やっぱり、好き・・・。





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