ずっと好き。
気まづい時間が続く。

愛由ちゃんと海君と私だけ、空気が暗かった。


「みらちゃん達、どうした?何か暗くない??」

「・・・何でもないよ。」


愛由ちゃんはあれから、誰とも口を聞かずに黙々と練習をしている。



海君は・・・と言うと、

同い年の男の子、和希君と話している。


「でも、愛由ちゃん元気ないけど・・・。」


ちかちゃんが私の耳元でコソコソ言って来た。

その言葉を聞いて、ズキンって心臓が鳴った。

だって、愛由ちゃんの元気がない原因、私も関係してるから。


「さ、さぁ?私は知らない・・・けど。」


私は、はぐらかした。

愛由ちゃんに聞こえてたら、愛由ちゃん、怒るかな。



でも、多分・・・

愛由ちゃんなら、今の話も全部、聞いてる・・・。




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