ずっと好き。
いや、海君だけじゃない、ちかちゃんや和希君・・・。

パーカッションパート全員がそこにいた。

皆、びっくりしていた。

そりゃぁ、びっくりするよね。

だって、海君が好きなのかって話してるんだもんね。


「みらちゃん、今の話・・・本当?」

「何言ってんの?そんなわけないじゃーん!」


私は、軽く跳ね飛ばしたけど、

本当は手も体も全部震えていて、

情けない程、心臓がドキドキ言っていた。



バレたらどうしようとか、それしか考えていなかった。


「てか私、好きな人、いるし~!」


バレた時の事しか考えてなかったから、何も考えてなかったから。

平気でこんな嘘、つけたんだ。



しかも・・・

海君の前で・・・。




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