ずっと好き。
もしかして、パーカッション見学に来てる子達皆・・・

海君目当て・・・?


「ちか先輩・・・これ、見学って言うんですか?」

「言わない・・・ね。これは、ファンクラブの見学だよ。完璧に。」


で、でも、パーカッションの男子は海君だけじゃない。

和希君もいる・・・し。

大丈夫だよね?


「どうする・・・?」

「でも、せっかく見学に来てるんだし、帰す訳には行かないでしょ。」

「じゃあ、私、どの楽器やってみたいか聞いてくる!」

「ありがと、みらちゃん。」


私は、黄色い歓声をあげている女の子たちに近づいた。


「パーカッションの見学だよね?何かやってみたい楽器はある?」

「特にないでぇす!」


女の子達はまたお喋りを始めた。



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