ずっと好き。
うーん、困ったなぁ・・・。

やりたい楽器を聞いても何でも良いって言われちゃうし。

すぐお喋りを始めちゃうし。


「じゃあ、シロフォンやってみる?」

「あ、は~い!」


元気は良いと思うけど。

確実に視線が海君の方へ向いていた。


「あのぉ~名前何て言うんですかぁ?」


女軍団のうちの1人が海君の名前を聞いた。



・・・やっぱり。

皆、海君狙いだったんだ。


「・・・大蔵海。」

「そうなんですかぁ!かっこいい名前ですねぇ!」



ズキン・・・と心臓が波打った。




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