ずっと好き。
壊れる位に、殴った。


「先輩、やめて下さい!!血が出ますよ!!」

「海君、ごめんなさい、私、最低だよね。海君と一緒にいるちかちゃんに嫉妬してるの。最低だよね・・・っ!」


私は、もう1発殴ろうとした。

でも、その手は海君によって、止められた。

海君が真っ直ぐに私を見る。


「最低じゃないッスよ、みら先輩は、最高の先輩ですよ。」


海君はそう言って、私を・・・

抱き寄せた。


そして、頭を優しく撫でてくれた。



私・・・

海君が好きなんだよ。


気づいてよ、海君・・・。



< 61 / 136 >

この作品をシェア

pagetop