ずっと好き。
翌日。

朝、学校に登校すると、教室の前でちかちゃんが待ち伏せしていた。


「おはよ。みらちゃん。」

「・・・。」

「話があるんだけど、いいかな?」


私は「カバン置いてくるから待ってて」と言って教室に入った。


・・・どうしよう。

正直、海君の事を聞かれるのは、怖くて怖くて仕方がない。

でも、今ここで逃げる事は出来ない。


「・・・じゃ、行こっか。」


だから、仕方なくちかちゃんについて行く事にした。


連れて来られのは、屋上。


「みらちゃん、最近部活休んでるじゃん。それってやっぱ・・・。」

「な、何でもないよ!風邪、引いてて。病院通ってたの!!」


ちかちゃんは、私が休んでる原因を知ってるのに、嘘ついてしまった。

でも、もう言ってしまった事は取り消せない。


「そ・・・っか。そんなに、私に話すのが、嫌?」

「そうじゃなくて。話すのが嫌とか、どうこうとかじゃなくて、私が海君の事について今、ここで話しちゃったらー・・・」

「紗綾ちゃんや海君に聞かれるのが怖い、そうでしょ?」


私は、何も言えなくなってしまった。

何で、ちかちゃんは私の事わかってくれるんだろう?



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