ずっと好き。
「じゃあ、部屋戻りましょう。皆、待ってると思うので!」

「あっ、うん。」


まだ、夢見てるのかなって思っちゃう。

だって、ずっと好きだった海君と今付き合ってるんだよ?

凄いよ。こんなの、キセキに近い偶然だよ・・・。


「はい、僕のお姫様(笑)」


海君はそう言って、私に手を差し伸べた。

私は、少し手をとろうか迷ったけど、すぐ手をとった。


「行こっ!」


私達は長いカラオケ店の廊下を走った。





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