桜散る頃に
無情な運命
日は無情にも過ぎていった。

美咲は日に日に悪くなり、とうとう入院してしまった。
しかし、千歳が見舞いに行くことは出来なかった。

「千歳、ミサちゃんのお見舞いに行かないの?」

「別にいいだろ!!」

千歳は母親にあたってしまった。

「ミサちゃん、明後日手術ですって。」

「えっ?」

「成功率は30%ですってよ。」

千歳は頭の中を殴られたような気がした。
次の瞬間千歳は、美咲の病気に走った。
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