黒猫~special cat~
「俺達は、嵐龍の幹部と総長と副総長です」
嵐龍…分かってたことだけど、
胸に響く
嵐龍、日本No.2の暴走族だ
「僕たちのこと知らないで通ってるなんてねぇ…」
「俺は副総長の 弧耶麻 総(コヤマ ソウ)です」
「僕は幹部の狭山 俊(サヤマ シュン)だよぉ」
「俺は幹部の稲田 港(イネダ コウ)だ!」
「…幹部の古川 泉(フルカワ セン)」
「嵐龍七代目総長、要 碧(カナメ ミドリ)」
『…で、俺に何の用?』
「失礼ながら、貴方の事を調べさせてもらいました」
『ー…そうか』
あんなの、嘘に決まってんじゃん
『やっぱり、プライバシーの侵害だな』
「っは……そうですね」
『で…?調べたからには何か用があんだろ?』
「もちろん…」
総は笑い、碧に目配せした
「お前は…嵐龍に入って欲しい」
……ッ!!