黒猫~special cat~
《そんな琉夏がー…、ーーー最もーーー大切な仲間、
一番信頼していた“親友”を一度に2人も失ったら…?》
「………っ」
ー全員が、息を飲むのを感じた
“一匹狼”
仲間を大切にし
仲間を愛し、
仲間を信頼していた奴が。
その言葉を、どんな気持ちでいったのか
“仲間になれ”
そういった俺の言葉を、どんな感情で受け止めていたのか
…改めて琉夏の思いを知った
「…琉夏は貴方とどういう関係で?」
《…速まるな。いつかは分かる。
それに…、仲間は“どうやって”知り合ったか、
どうして失ったか…悪魔で口を滑らせないことだな》
「おい…待てッ…!」
俺の言葉も虚しく、機械音となった
「…碧ィ?今のもしかして…」
「あぁ…桜龍からだ。」
「……っく…琉夏は一体…?」
「でも、彼奴は彼奴だ。」
そう言い切った俺の言葉に皆は一瞬、驚かせたがすぐに笑顔になった