黒猫~special cat~
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「ルッくん、遅いね」
俊はつまらなさそうに目を細めながら
あからさまに港の足を踏む
「いだだッ…俊、おまっ……」
「しかし、琉夏が遅刻するなんて…」
総も可笑しい、と呟かんばかりにいう
ーーーー皆が違和感を感じていた
「………、行くぞ」
碧が立ち上がり、スタスタと歩いて行く
それに嵐龍も立ち上がり、向かって行ったのは、
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「…琉夏がいない!?」
琉夏の兄、琉羽の元だった
……どうやら琉羽も琉夏の居場所を知らないらしい
「…一体どうなってんだよ」
わからねぇ、と呟く港は苛立ちを見せていた
「琉夏の部屋には、行ったか?」
あ、と嵐龍がいうと琉羽は走り出した
クソッ………、という言葉を残してーーーーー