ずっとあなたが好きでした
「そうそう!あいつも相当なたまだったよね。」
「相当なたまって…お前、女じゃなくねぇ?てか、俺の前だからどうでも良いってかぁ」
伊藤くんは笑っていた。
私は伊藤くんがあっこの事を好きなのは知っていた。
「香、一緒に帰ろ~」
あっこに呼ばれて、伊藤くんに
「じゃあ、また明日ね!」
と言い、あっこの方に行った。
「あっこってさぁ、今好きな人いるの?」
「どうしたの?香がそんな話するなんて!珍しい!香も好きな人出来たの?」
私の方を嬉しそうな顔をして見てきた。
私は小学校の時から、好きな子がいても友達にも話す事は出来なかった。
友達が騒ぐから、それが相手にばれて、相手がからかわれて、相手に迷惑をかけるんじゃないかと思うと苦痛でたまらなかった。
今も本当は伊藤くんの事が小学校の時からずっと好きだった。
去年クラスが離れちゃって、今年やっと同じクラスになれた。
けど、伊藤くんはクラス替えをし、二ヶ月も経たない間にあっこの事を好きになっていた。
そう言えば、こないだまで、伊藤慎一と衣川亜紀子だから、隣同士だったっけ?
ぼんやり考えていて、あっこの存在を忘れていた。
「香?どうしたの?大丈夫?」
「あ、うん。ごめん。で、今いるの?」
「いるよー矢吹くん!」
「矢吹くん?それ、好きな人って言うかなぁ~」
「好きな人だよ!矢吹くんを好きになっちゃいけない?」
あっこは真剣な顔をして私を見ていた。
必死だった。
「うん。良いと思う。良いよ。応援する」
軽々しく返事をしてしまった。
「本当?ありがとう。私、頑張るー。」
あっこは私に抱きついてきた。
こういう素直で可愛いらしい所が、伊藤くんは好きになったのかなぁ…。
男の子は、こういう子に惹かれるのかなぁ…。
現に私も今、あっこが可愛くてたまらなかった。
「香、矢吹くんって今誰かと付き合ってるのかな?」
「さぁ?矢吹くん達の事は、あんまり興味ないからなぁ。けど、里加ちゃんや恵梨ちゃんは前に矢吹くんに好きな人がいるって言われて、振られてるんでしょ?」
「え?そうなの?」
「そうみたいだよー今、矢吹くん、彼女いないみたいだよ」
「そうなの?わぁーい!やったぁー!」
あっこは嬉しそうにこっちを見た。
「相当なたまって…お前、女じゃなくねぇ?てか、俺の前だからどうでも良いってかぁ」
伊藤くんは笑っていた。
私は伊藤くんがあっこの事を好きなのは知っていた。
「香、一緒に帰ろ~」
あっこに呼ばれて、伊藤くんに
「じゃあ、また明日ね!」
と言い、あっこの方に行った。
「あっこってさぁ、今好きな人いるの?」
「どうしたの?香がそんな話するなんて!珍しい!香も好きな人出来たの?」
私の方を嬉しそうな顔をして見てきた。
私は小学校の時から、好きな子がいても友達にも話す事は出来なかった。
友達が騒ぐから、それが相手にばれて、相手がからかわれて、相手に迷惑をかけるんじゃないかと思うと苦痛でたまらなかった。
今も本当は伊藤くんの事が小学校の時からずっと好きだった。
去年クラスが離れちゃって、今年やっと同じクラスになれた。
けど、伊藤くんはクラス替えをし、二ヶ月も経たない間にあっこの事を好きになっていた。
そう言えば、こないだまで、伊藤慎一と衣川亜紀子だから、隣同士だったっけ?
ぼんやり考えていて、あっこの存在を忘れていた。
「香?どうしたの?大丈夫?」
「あ、うん。ごめん。で、今いるの?」
「いるよー矢吹くん!」
「矢吹くん?それ、好きな人って言うかなぁ~」
「好きな人だよ!矢吹くんを好きになっちゃいけない?」
あっこは真剣な顔をして私を見ていた。
必死だった。
「うん。良いと思う。良いよ。応援する」
軽々しく返事をしてしまった。
「本当?ありがとう。私、頑張るー。」
あっこは私に抱きついてきた。
こういう素直で可愛いらしい所が、伊藤くんは好きになったのかなぁ…。
男の子は、こういう子に惹かれるのかなぁ…。
現に私も今、あっこが可愛くてたまらなかった。
「香、矢吹くんって今誰かと付き合ってるのかな?」
「さぁ?矢吹くん達の事は、あんまり興味ないからなぁ。けど、里加ちゃんや恵梨ちゃんは前に矢吹くんに好きな人がいるって言われて、振られてるんでしょ?」
「え?そうなの?」
「そうみたいだよー今、矢吹くん、彼女いないみたいだよ」
「そうなの?わぁーい!やったぁー!」
あっこは嬉しそうにこっちを見た。