ずっとあなたが好きでした
「すぐに現実を受け止めれなかったんだ。何だろうな。暫くは実感もなかった。けど、何日も部活に行けないと、これが現実なんだって分かってきて、最近はすっげぇ落胆してた。」
「そう。だんだん元気がなくなってた様に見えたよ?」
「そっか。分かりやすいんだな、俺。今日、初めて泣いたんだ。まさか矢田の前でこんなんになるなんて思いもしなかったけど。」
俊也は照れながら笑っていた。
「矢吹くん…」
「何か、すっげぇすっきりした!ありがとう!」
俊也はさっきまで泣いてたとは思えない、清々しい顔をしていた。
いつものカッコ良い俊也だった。
「矢田」
「何?」
「暗い話しちゃって、ごめんな。俺、成績悪いし、受験勉強に励むよ。一様、俺も受験生だしな!」
俊也はそう言っている程、成績が悪い訳ではなかった。
「矢吹くん、あの…大丈夫だから!何が大丈夫か分からないけど、大丈夫だから!」
「え?矢田?」
俊也は笑っていた。
自分でも何を言っているのか分からなかった。
「そうだな、大丈夫だよな。俺、夏休みに手術するんだ。まぁどうせ変わらないけど、やらないよりは良いよな。」
俊也は私の目を真っ直ぐ見て言った。
「うん、そうだよ!私、お見舞い行くからね!」
「え?お見舞い?」
俊也はびっくりして、私の顔を覗き込んだ。
自分でも自分の発言にびっくりした。
「行けたらね、行けたらだけどね!」
俊也は笑っていた。
「ありがとう。元気出た。」
俊也はそう言ってくれた。
暫く、お互いの顔を見合わせていた。
俊也は私の肩をポンと叩き、去って行った。
一人になって、一連の出来事がフラッシュバックされた。
自分がした事、言った事を思い出すと、もの凄く恥ずかしくなった。
そして、俊也の顔を思い出した。
俊也の優しい眼差しをしている時の顔が私は大好き。
この俊也との一時が、暫く頭から離れなかった。
多分、この頃からかな?
私は俊也が気になって気になってしょうがなくなっていった。
今までとは何かが違う…
久しぶりのこの感じ…
どこか懐かしいこの感じ…
伊藤くんを好きだった頃と同じ様な感覚を私は思い出していた。
「そう。だんだん元気がなくなってた様に見えたよ?」
「そっか。分かりやすいんだな、俺。今日、初めて泣いたんだ。まさか矢田の前でこんなんになるなんて思いもしなかったけど。」
俊也は照れながら笑っていた。
「矢吹くん…」
「何か、すっげぇすっきりした!ありがとう!」
俊也はさっきまで泣いてたとは思えない、清々しい顔をしていた。
いつものカッコ良い俊也だった。
「矢田」
「何?」
「暗い話しちゃって、ごめんな。俺、成績悪いし、受験勉強に励むよ。一様、俺も受験生だしな!」
俊也はそう言っている程、成績が悪い訳ではなかった。
「矢吹くん、あの…大丈夫だから!何が大丈夫か分からないけど、大丈夫だから!」
「え?矢田?」
俊也は笑っていた。
自分でも何を言っているのか分からなかった。
「そうだな、大丈夫だよな。俺、夏休みに手術するんだ。まぁどうせ変わらないけど、やらないよりは良いよな。」
俊也は私の目を真っ直ぐ見て言った。
「うん、そうだよ!私、お見舞い行くからね!」
「え?お見舞い?」
俊也はびっくりして、私の顔を覗き込んだ。
自分でも自分の発言にびっくりした。
「行けたらね、行けたらだけどね!」
俊也は笑っていた。
「ありがとう。元気出た。」
俊也はそう言ってくれた。
暫く、お互いの顔を見合わせていた。
俊也は私の肩をポンと叩き、去って行った。
一人になって、一連の出来事がフラッシュバックされた。
自分がした事、言った事を思い出すと、もの凄く恥ずかしくなった。
そして、俊也の顔を思い出した。
俊也の優しい眼差しをしている時の顔が私は大好き。
この俊也との一時が、暫く頭から離れなかった。
多分、この頃からかな?
私は俊也が気になって気になってしょうがなくなっていった。
今までとは何かが違う…
久しぶりのこの感じ…
どこか懐かしいこの感じ…
伊藤くんを好きだった頃と同じ様な感覚を私は思い出していた。