ずっとあなたが好きでした
私だってわざわざ嫌われる様な事したくてしてるわけじゃないよ。

最低だ、私…

矢吹くん、悲しそうな顔してた…

でも、私上手く話せないよ…

こんな酷い顔見られたくないよ…

でも、あの時何か答えなきゃいけなかったんだ…

「本当にごめんなさい。」

もう、自分の事が大っ嫌いだった。

私なんて、どうかなっちゃえば良いのに…

大っ嫌い…

その日はいち早く家に帰った。

でも、なんだか物足りなさだけが残った。

そして、妹の実を見て、溜息が出た。

そして親を恨んだ。

どうして、私を実みたいに可愛く産んでくれなかったの?

可愛いかったら、きっと自信だってあったし、こんな性格じゃなかったよ…

もう、こんな私嫌だよ…

こんな事思ってても仕方ない事位、十分分かっている。

でも、思わずにいられなかった。

< 31 / 100 >

この作品をシェア

pagetop