ずっとあなたが好きでした
唯一、私にも同じクラスに亜紀子という仲の良い友達がいた。
私は彼女をあっこと呼んでいて、あっことは小学校からの親友だった。
私がこんな目に遭い、最初の頃は気の弱いあっこの事だから、私の所から逃げて、他のグループに入るのだろうと思っていた。
でも、あっこは決して私から離れなかった。
あっこが側にいてくれるのはとても嬉しかった。
けど、私はなるべく給食の前の休み時間は、一人で手洗いに行きたかった。
皆が済んだ後、手洗い場に行けば、矢田菌とか、アトピーちゃんとか言われて、嫌な思いする事もなかった。
けど、あっこは皆がたくさんいる時間帯に行きたがる。
何度、一人で行ってきてと言っても、私と一緒に行きたがった。
あっこは多少天然な所があるから、私が何でその時間帯が嫌なのかもきっと分かってなかっただろう。
と言うか、ただただ
他のクラスの友達と話したかっただけだったのかもしれない。
また、あっこははしゃぐし、大きな声で私の名前を呼ぶから目立つし、時々鬱陶しかった。
この時の私の精神状態では、正直あっこの事が嫌になることもあった。
一緒にいたくなくなることもあった。
私は体育の時間とこの時間が何よりも嫌だった。
私がこんなに煩悩しているにも関わらず、俊也は心を閉ざし続けている私に懲りずに話し掛けてきていた。
テレビの話とか、好きな芸能人の話とか、好きな音楽とか、好きな教科や嫌いな教科、部活の話とか、志望校の話とか友達に話す話を普通に仲良くもない私にしてきた。
俊也のことは嫌いじゃなかった。
けど、この時は俊也との会話を楽しむ余裕は全くなかったし、むしろ私に話し掛けてこないでという気持ちの方が強かった。
何日も何日も俊也は私に話し掛けて、仲良くしようとしてくれているのに、私は里加ちゃん達の視線が気になり、俊也に対して心を開くことはもちろん、目を見て話す事も出来なかった。
ある日、俊也が不機嫌そうに私に言った。
「どうしてこっち見て話さないの?こっち向いてよ。」
「人見知りだからだよ。ごめんね。」
「俺と話すの嫌?」
「嫌じゃないよ。」
「矢田っていつも何か上の空だよな。」
暫く、気まずい感じになった。
何も言い返せなかった。
私は彼女をあっこと呼んでいて、あっことは小学校からの親友だった。
私がこんな目に遭い、最初の頃は気の弱いあっこの事だから、私の所から逃げて、他のグループに入るのだろうと思っていた。
でも、あっこは決して私から離れなかった。
あっこが側にいてくれるのはとても嬉しかった。
けど、私はなるべく給食の前の休み時間は、一人で手洗いに行きたかった。
皆が済んだ後、手洗い場に行けば、矢田菌とか、アトピーちゃんとか言われて、嫌な思いする事もなかった。
けど、あっこは皆がたくさんいる時間帯に行きたがる。
何度、一人で行ってきてと言っても、私と一緒に行きたがった。
あっこは多少天然な所があるから、私が何でその時間帯が嫌なのかもきっと分かってなかっただろう。
と言うか、ただただ
他のクラスの友達と話したかっただけだったのかもしれない。
また、あっこははしゃぐし、大きな声で私の名前を呼ぶから目立つし、時々鬱陶しかった。
この時の私の精神状態では、正直あっこの事が嫌になることもあった。
一緒にいたくなくなることもあった。
私は体育の時間とこの時間が何よりも嫌だった。
私がこんなに煩悩しているにも関わらず、俊也は心を閉ざし続けている私に懲りずに話し掛けてきていた。
テレビの話とか、好きな芸能人の話とか、好きな音楽とか、好きな教科や嫌いな教科、部活の話とか、志望校の話とか友達に話す話を普通に仲良くもない私にしてきた。
俊也のことは嫌いじゃなかった。
けど、この時は俊也との会話を楽しむ余裕は全くなかったし、むしろ私に話し掛けてこないでという気持ちの方が強かった。
何日も何日も俊也は私に話し掛けて、仲良くしようとしてくれているのに、私は里加ちゃん達の視線が気になり、俊也に対して心を開くことはもちろん、目を見て話す事も出来なかった。
ある日、俊也が不機嫌そうに私に言った。
「どうしてこっち見て話さないの?こっち向いてよ。」
「人見知りだからだよ。ごめんね。」
「俺と話すの嫌?」
「嫌じゃないよ。」
「矢田っていつも何か上の空だよな。」
暫く、気まずい感じになった。
何も言い返せなかった。