ずっとあなたが好きでした
「ありがとう。田川くんに迷惑ばかりかけられない。私、自分で俊也に本当の事言う。俊也なら分かってくれると思うから。」
けど、私は分からなかった。
自分は俊也に何を伝えたいのか。
俊也とどうなりたいのか。
俊也にどうして欲しいのか。
自分自身分からなかった。
私は葉子ちゃんに相談した。
葉子ちゃんは「何で別れたいの?」と聞いてきた。
私はごちゃごちゃになった頭で、別れたい理由を一つ一つ、葉子ちゃんに言い始めた。
「俊也の彼女に相応しいと思えないんだ。何も取り柄のない私が俊也をどうやって幸せにしたら良いのか分からない。私どうしたら、俊也を喜ばせれるのか、優しくしてあげれるのか分からない。どうしたら、俊也がいつも笑顔でいられるのかも…。何も分からないの。むしろ困らせてばかりいる気がする。俊也は私をいつも喜ばして、優しくしてくれるのに…。俊也、私が辛い時には必ずかけて欲しい言葉をかけてくれて、いつも私を守ってくれる。私、他の女の子と俊也が話している時、俊也が楽しそうにしてると、自分よりその子の方が俊也を幸せに出来るんじゃないかって思っちゃうの。私は人と深く付き合う事が苦手なのに、俊也は俊也の周りの人をいつも笑顔に出来る。だから、私はいつも俊也といると居心地が良いんだ。俊也といると優しい気持ちになれる。俊也といる空間は私が求めていた、温かい場所だけど、私が作る空間は優しくも温かくもない。俊也にとって本当に居心地が良い空間を私は作れない。こんな私じゃ、俊也を優しく抱いてなんかあげられない。足りない部分が私には多過ぎるよ。俊也が可哀相。私は俊也といる資格がないよ。私、俊也には誰よりも幸せになって貰いたい。私は俊也がたくさん私に幸せをくれたから、もう十分。だから別れようと思うの。」
葉子ちゃんは黙って私の話を最後まで聞いてくれた。
「ねぇ香、香さ、男の人との付き合い方が分からなくなってるんじゃない?」
「どういう事?」
「香、真面目だから、矢吹くんの期待に応えたいって無意識のうちに思い込み過ぎてるんじゃない?」
「そうなのかな?」
「嫌われたらどうしようっていつも思ってるんじゃない?」
「うん」
「香って好きな人と付き合うの初めて?」
「うん」
「だからだね…」
「私もね、初めて好きな人と付き合った時、パニックになった。」
「パニック?」
けど、私は分からなかった。
自分は俊也に何を伝えたいのか。
俊也とどうなりたいのか。
俊也にどうして欲しいのか。
自分自身分からなかった。
私は葉子ちゃんに相談した。
葉子ちゃんは「何で別れたいの?」と聞いてきた。
私はごちゃごちゃになった頭で、別れたい理由を一つ一つ、葉子ちゃんに言い始めた。
「俊也の彼女に相応しいと思えないんだ。何も取り柄のない私が俊也をどうやって幸せにしたら良いのか分からない。私どうしたら、俊也を喜ばせれるのか、優しくしてあげれるのか分からない。どうしたら、俊也がいつも笑顔でいられるのかも…。何も分からないの。むしろ困らせてばかりいる気がする。俊也は私をいつも喜ばして、優しくしてくれるのに…。俊也、私が辛い時には必ずかけて欲しい言葉をかけてくれて、いつも私を守ってくれる。私、他の女の子と俊也が話している時、俊也が楽しそうにしてると、自分よりその子の方が俊也を幸せに出来るんじゃないかって思っちゃうの。私は人と深く付き合う事が苦手なのに、俊也は俊也の周りの人をいつも笑顔に出来る。だから、私はいつも俊也といると居心地が良いんだ。俊也といると優しい気持ちになれる。俊也といる空間は私が求めていた、温かい場所だけど、私が作る空間は優しくも温かくもない。俊也にとって本当に居心地が良い空間を私は作れない。こんな私じゃ、俊也を優しく抱いてなんかあげられない。足りない部分が私には多過ぎるよ。俊也が可哀相。私は俊也といる資格がないよ。私、俊也には誰よりも幸せになって貰いたい。私は俊也がたくさん私に幸せをくれたから、もう十分。だから別れようと思うの。」
葉子ちゃんは黙って私の話を最後まで聞いてくれた。
「ねぇ香、香さ、男の人との付き合い方が分からなくなってるんじゃない?」
「どういう事?」
「香、真面目だから、矢吹くんの期待に応えたいって無意識のうちに思い込み過ぎてるんじゃない?」
「そうなのかな?」
「嫌われたらどうしようっていつも思ってるんじゃない?」
「うん」
「香って好きな人と付き合うの初めて?」
「うん」
「だからだね…」
「私もね、初めて好きな人と付き合った時、パニックになった。」
「パニック?」