初恋
と思い自分の席についた。
「ねえねぇっ!!!」
突然後ろから声がして振り返ると
あたしを呼んだであろう後ろの席の子は
とてもキレイな女の子だった。
「あたし、真田美柚!よろしくねっ」
と言って笑った顔はめちゃくちゃ可愛い。
『あ、あたしは……』
あたしも自己紹介しようと言いかけたけど
美柚ちゃんの言葉で遮られた。
「知ってる!」
『ぇっ!?』
「佐藤奈緒ちゃんでしょっ?」
『なんで知ってるの!?』