初恋
そう、直そうとしても
やっぱりあたしの癖は直らないんです。
「ん、ついた。」
と無愛想に言って自転車を止めた。
『良かった、間に合ったね!海斗ありがとう。』
「あぁ。ん、クラス発表あれじゃね?」
と海斗が指した方を見ると
大きな紙が張り出されていた。
『海斗っ、早く行こうっ』
あたしが走り出すと、海斗も走ってついてきた。
あたし達のほかにはもう数人しかいなかった。
一生懸命自分の名前を探してると……