記憶喪失少女

刹那の記憶


海斗「なぁ、刹那ー、族つくらねー?」


はあ……また此奴か……


私は喧嘩が好きだ、いつもいつも喧嘩三昧


ある日、私が路地裏で喧嘩をしていた時、


海斗「お前つえーな!!一緒に族作ろうぜ!」


刹那「あんた…誰?」


馬鹿な奴…これが私の第一印象だった


海斗「こんなつえーやつ初めて見た!今度勝負しようぜ!」


喧嘩が好きだった私は、もちろんその勝負を受けた


だけども、海斗は弱くて、いつも私が圧勝してた


海斗「くっそお、また明日!絶対勝つからな!」


刹那「うざい、いい加減諦めろよ」


次の日も、その次の日も、海斗は私に勝負しに来た


いつからだろう、それが楽しみになったのは…



海斗「あーあ、刹那みたいに強くなりてえー」


海斗がそうやって呟いた


刹那「じゃあさ、族、作ってみる?」


海斗「え!?い、良いのか!?」


良いのかって、あんたが最初にいったんだろーが






……こうして、朱雀が誕生した




海斗は私の教えもあったので、みるみるうちに強くなっていった


だけど、やっぱり私には勝てず、


私が総長、海斗が副総長になった


仲間もたくさんできて、悪い族をどんどん潰していった


そしたら、いつの間にか、全国№1の地位にまで上がってたんだ…






そんなある日

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