【B】君の魔法





悔しそうに
顔をゆがませてるで
あろう彼女を
想像するだけで
その瞬間、
プライドが満たされる気がする。


優越感が
優しく私を包み込んでくれる。





クリスタルエレベーターで
最上階から下界へ。





扉が開くと同時に……
帰路に着く
社員からの視線が集中する。




もう少し
肩を寄せる私。





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