【B】君の魔法




「まぁ、武流……。

 嬉しいわ。
 仕事の後、
 ディナーをして
カルティエの
 新作買ってくださらない?」

「あぁ。
 構わない。

 静香の好きにするといい」



嬉しそうに笑みを浮かべる
静香を見つめながら
脳裏に浮かぶのは……
尊子の存在。







……彼女ほど……
楽しませてはくれないか……。








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