【B】君の魔法






「武流……」






何度も紡がれる
情事の声は
尊子のものへと……
すりかわっていく。








何度も何度も
彼女が満足そうに
俺を笑みを
浮かべて満たす姿を
見つめながら
朝を迎える夜。









空が白むほどに
関係を重ねても……
何も変わらない。

















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