【B】君の魔法







「会長に思いが
 届かない私は、あるバーで
 彼に出会ったの。

 凄く優しくて……
 そのまま……
 その夜、過ちをおかした。

 お酒の勢いもあって……
 彼に求められるままに
 機密事項をしゃべって
 朝になったら、
 彼は隣には居なかった。

 3日後……
 盗難事件が起きたわ。

 寄ってた勢いでも
 すぐに犯人が
 誰かわかった。


 内藤は、必要以上に
 会長室と、秘書室の
 セキュリティーのことばかり
 聞いてきたもの。

 
 だけど……
 雪路さんが責められた時、
いい気味だと思ったの。
 
 それで、目障りな
 雪路さんが
 消えてくれたらって」


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