【B】君の魔法







こんなにも……
彼女に対しては、
俺の中に様々な思いが
詰まってたんだな。





今更ながらに
一つ一つを自覚していく。




彼女の仕草。

声……
全てが
今は懐かしくて
愛おしい。






離れていた時間。







それすらも……
今に続いていたのだと
確信させる
愛しさの温もりを
噛み締めて。






ふと、車内に
広がる着信を
告げる音色。



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