【B】君の魔法
「意地悪っ!!」
そう言って、
武流から離れようとする
私に……
そのままキスを
降らしていく。
「……愛してる……」
私反応を
楽しむように
啄ばみながら
いたずらっ子のような笑みを
浮かべ続ける。
「バカっ!!
ほらっ、
今日は仕事行かなきゃ」
「……休めばいいよ。
今は……
尊子とこうしてたい……」
一向に動こうとしないと
彼の元をすり抜けて、
ベッドから起き上がると
掛け布団を
一気に奪い取る。