【B】君の魔法




それとも……
隣に、
俺が居るから?










問いかけたい
自惚れを
思い浮かべながら
会長室を出て、
彼女の元へと向かう。






「尊子、
 行こうか?」

「えぇ。
 武流……」





一歩、
身を引くように
俺の後ろに
控える彼女。






奥ゆかしさの気品。

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