【B】君の魔法



ゆっくりと足を
ヒールいれようとした
私の手を
体制が安定するように
手をとって
自らの肩へとかけさせる。


安定してヒールが
はきやすいように
武流さん自身が
屈んで、私に高さを
合わせてくれる。



そんなさり気ない
心遣いが
とても素敵で
嫌味一つなくて……。




今までの
男で……
そんな男なんて
居なかった。



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