【B】君の魔法





「まぁ、
 もうこんな時間」


彼女は
会場から外に出て、
腕時計をチラリと見つめて
呟く。


「悪いっ。
 家まで送るよ」



駐車場に共に戻って、
また車を走らせる。





夜の首都高を
走り抜けて
彼女の言うままに
車を走らせる。











お姫様……
夢の時間の
終わりだよ。






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