不器用なLOVESONG♪
2―D組
2―D組
ここか…
てか…汚っ!?
「汚いっすねっお嬢…」
「お嬢言うなっここは学校だぞ?あたしは平凡に過ごさないといけねーんだから」
「すいやせんっ」
それにしても…
「行きにくいな…」
「そうっすね…」
教室からは
外に丸聞こえの声がギンギン響いている
ここは動物園かっ
後先が不安だ…
「あっお嬢!!」
「だからお嬢言うなっ」
「すいやせんっ…あの、親方からこれを…」
誠也の手には眼鏡があった
「……これを?」
だいたいは予想出来るけど…
「あまり、世間に堂々と顔を見せるなとのことです」
やっぱりな…
おじいちゃんが言いそうな言葉だよ…
「ゎーたよ…」
あたしは仕方なく眼鏡をかけた