不器用なLOVESONG♪
温もり
「……ど…どうして…智…?」
ギュッ
智の腕がきつくなった時
あたしはまだ出るの!?と思うほどの涙が零れてきた
「…どうしたの?」
智は優しく聞いてきた
「………ちょと…」
「そっか…」
智はそれ以上聞いてこなかった
意外だったけど
智らしいと思ったりもした…
まだ会ってから数日しかたっていたいのに
どうして優しいの…?
「ここじゃ人目が多いから…場所移動しよ?」
「コクリ…」
あたしは黙って頷いた
智はあたしの手を引いて
誰もいない近くの公園に連れていってくれた