Colorless Life
第2章 放課後
次の日から授業は本格的に始まった。
さすがは青葉北高校、県下有数の進学校というだけあって授業はどんどん進んで行った。
井上先生が言っていたことは、まんざら嘘ではなかった。
50分の授業を6コマ受けてホームルームをして部活動という単調な毎日が続いた。
俺は部活動をしていなかったから放課後は特にすることもなく、図書館の受付の割り当てになっているとき以外は時間があった。
家に帰っても、ぼーっとするか、遥に会いに行くかくらいしかすることがなかったから、時間があって用事がない日は教室で授業の予習をすることにした。
教室は午後3時半を過ぎれば部活がある人は部活に行き、しゃべってた人も話題が尽きて帰っていくから俺は1人になれた。
とても静かだった・・・。
窓の外から鳥の鳴き声が聞こえる以外はほとんど音がなかった・・・。
俺は1人になるのが好きだ。
いやむしろ、人と関わるのが嫌いなのかもしれない。
人と話すと、嫌でもそのコミュニティーに参加せざるを得なくなる。その結果さらに人間関係が複雑にからんできて面倒なことに巻き込まれる。
そんなのはごめんだ。俺はもう、1人でいい。
人間は集団でなければ生きられないということはないんだ。無駄に形だけの関係なんて築く意味もない。
気がつくと手が止まっていた。
だめだだめだ・・・。ちゃんと予習しないと・・・。
再び数学の予習を続けた・・・。
すると、廊下の向こうから誰かが走ってくる音が聞こえた・・・。周囲が静かだったこともあってその足音はやけに大きく聞こえた・・・。
さすがは青葉北高校、県下有数の進学校というだけあって授業はどんどん進んで行った。
井上先生が言っていたことは、まんざら嘘ではなかった。
50分の授業を6コマ受けてホームルームをして部活動という単調な毎日が続いた。
俺は部活動をしていなかったから放課後は特にすることもなく、図書館の受付の割り当てになっているとき以外は時間があった。
家に帰っても、ぼーっとするか、遥に会いに行くかくらいしかすることがなかったから、時間があって用事がない日は教室で授業の予習をすることにした。
教室は午後3時半を過ぎれば部活がある人は部活に行き、しゃべってた人も話題が尽きて帰っていくから俺は1人になれた。
とても静かだった・・・。
窓の外から鳥の鳴き声が聞こえる以外はほとんど音がなかった・・・。
俺は1人になるのが好きだ。
いやむしろ、人と関わるのが嫌いなのかもしれない。
人と話すと、嫌でもそのコミュニティーに参加せざるを得なくなる。その結果さらに人間関係が複雑にからんできて面倒なことに巻き込まれる。
そんなのはごめんだ。俺はもう、1人でいい。
人間は集団でなければ生きられないということはないんだ。無駄に形だけの関係なんて築く意味もない。
気がつくと手が止まっていた。
だめだだめだ・・・。ちゃんと予習しないと・・・。
再び数学の予習を続けた・・・。
すると、廊下の向こうから誰かが走ってくる音が聞こえた・・・。周囲が静かだったこともあってその足音はやけに大きく聞こえた・・・。