Colorless Life
第6章 発見
次の日、クラスはいつも通りの明るさを取り戻していた。
真田君は風邪を引いたらしく、学校を休んでいた。
あんなに雨にぬれたら、そりゃ風邪も引くよね・・・・。
私は、まだ少し元気のない井上先生を眺めながらぼんやりしていた。
せめて、真田君が休んでいる間のノートだけでもとっておいてあげよう・・・。
今の私にできることって、それくらいしかないもんね・・・・。
そうは言ったものの、ハイテンポで進む青葉北の授業で、2人分のノートを作るのは予想以上に大変だった。
授業内では書ききれないから、自分の分は家で書くことにした。
授業はますます難しい内容に入っていった。
部活動があって、予習が不十分なまま授業に臨んでしまっていたから、尚更そう感じるのかもしれなかった。
でもまあ、2回勉強できると思えばお得だよね!1回じゃ分かんないとこも多いし!
何事もプラス思考!その決心だけは絶対に変えない!
部活動が終わった後、水野君が私のところにやってきた。
「朝倉。」
「ん?どうしたの?水野君。」
「ちょっといいか?」
「・・・・・・?」
私たちは体育館裏に移動した。
2人だけになったところで、水野君は私をまっすぐに見た。
すごくいい目・・・。竹刀を持って対峙すると、もっとよく分かるこの覇気・・・。
この目が彼の剣道の全てを表しているといっても過言じゃない・・・。
私がその目に圧倒されかけていると、彼はその目のまま口を開いた。
「朝倉、俺はお前のことが好きだ。」
・・・・・・・・!!!
真田君は風邪を引いたらしく、学校を休んでいた。
あんなに雨にぬれたら、そりゃ風邪も引くよね・・・・。
私は、まだ少し元気のない井上先生を眺めながらぼんやりしていた。
せめて、真田君が休んでいる間のノートだけでもとっておいてあげよう・・・。
今の私にできることって、それくらいしかないもんね・・・・。
そうは言ったものの、ハイテンポで進む青葉北の授業で、2人分のノートを作るのは予想以上に大変だった。
授業内では書ききれないから、自分の分は家で書くことにした。
授業はますます難しい内容に入っていった。
部活動があって、予習が不十分なまま授業に臨んでしまっていたから、尚更そう感じるのかもしれなかった。
でもまあ、2回勉強できると思えばお得だよね!1回じゃ分かんないとこも多いし!
何事もプラス思考!その決心だけは絶対に変えない!
部活動が終わった後、水野君が私のところにやってきた。
「朝倉。」
「ん?どうしたの?水野君。」
「ちょっといいか?」
「・・・・・・?」
私たちは体育館裏に移動した。
2人だけになったところで、水野君は私をまっすぐに見た。
すごくいい目・・・。竹刀を持って対峙すると、もっとよく分かるこの覇気・・・。
この目が彼の剣道の全てを表しているといっても過言じゃない・・・。
私がその目に圧倒されかけていると、彼はその目のまま口を開いた。
「朝倉、俺はお前のことが好きだ。」
・・・・・・・・!!!