Colorless Life
校門を通り抜けようとしたところで、ふとあることを思いついた。
「あっ、勇治、ちょっとまって!」
「ん?何・・?」
「ちょっとこっち来て。」
「え?あ、あぁ・・・。」
私は勇治の腕を引っ張って、校門の前まで連れ戻した。
「ん・・?なんだ・・?」
不思議そうな顔をする勇治に微笑みかけて、校門の上の「青葉北高等学校」の文字を見上げた。
勇治もしばらく私を見ていた後、同じように私の視線の先の文字を見上げた。
そう、全てはここから始まったんだ・・・。
あの雪の振る入学試験の日に、この場所で笑う勇治を見たことが全ての始まり・・・。
あれから本当に色んな事があったなぁ~・・・・。
勇治を始めて教室で見た時は、本当に別人かと思うほどの変わりようで驚いたけど、それには深い事情があった・・・。
彼の笑顔を取り戻そうと色んな事をした・・・。時には喧嘩もした・・・。
それでも少しずつ変わっていく勇治を見るのが楽しかったし、こんな私でも彼の心を癒してあげられることが分かって嬉しかったんだよね・・・。
そして、あの日勇治から思いを告げられ、今に至っていると・・・。
「あっ、勇治、ちょっとまって!」
「ん?何・・?」
「ちょっとこっち来て。」
「え?あ、あぁ・・・。」
私は勇治の腕を引っ張って、校門の前まで連れ戻した。
「ん・・?なんだ・・?」
不思議そうな顔をする勇治に微笑みかけて、校門の上の「青葉北高等学校」の文字を見上げた。
勇治もしばらく私を見ていた後、同じように私の視線の先の文字を見上げた。
そう、全てはここから始まったんだ・・・。
あの雪の振る入学試験の日に、この場所で笑う勇治を見たことが全ての始まり・・・。
あれから本当に色んな事があったなぁ~・・・・。
勇治を始めて教室で見た時は、本当に別人かと思うほどの変わりようで驚いたけど、それには深い事情があった・・・。
彼の笑顔を取り戻そうと色んな事をした・・・。時には喧嘩もした・・・。
それでも少しずつ変わっていく勇治を見るのが楽しかったし、こんな私でも彼の心を癒してあげられることが分かって嬉しかったんだよね・・・。
そして、あの日勇治から思いを告げられ、今に至っていると・・・。