Colorless Life
第5章 トラウマ
学校はいよいよ定期テストが近づいてきた。
部活動は3週間前から休みになり、放課後の教室は自習室になった。
俺と詩織の放課後勉強会は2回目の席替えで、席が離れた後も続いたが、定期テストのために勉強する生徒がいたから、2人だけではなくなった。
俺はあの日以来、自分の行動を常に見直すようにした。
進二の作っていたグループにもできるだけ参加して、いろんな奴と話すようにした。
それは、形だけの人間関係だけでもいい、という意味ではない。
人間関係が形だけに終わるかどうかは俺次第だと思った。
俺がどこまで友達を理解し、理解してもらえるかでいくらでも変えられる。
遥がいたらきっとそう言ったはずだ。
それに詩織も・・・。
地味に予習と復習をこなしていたおかげで、俺は落ちこぼれることはなかった。
そしてその結果、俺の周りには勉強を軸とした人間関係が徐々に形成されていった。
「おーい、真田ー、助けてくれー。」
今日も放課後の自習中に根岸に呼ばれた。
部活動は3週間前から休みになり、放課後の教室は自習室になった。
俺と詩織の放課後勉強会は2回目の席替えで、席が離れた後も続いたが、定期テストのために勉強する生徒がいたから、2人だけではなくなった。
俺はあの日以来、自分の行動を常に見直すようにした。
進二の作っていたグループにもできるだけ参加して、いろんな奴と話すようにした。
それは、形だけの人間関係だけでもいい、という意味ではない。
人間関係が形だけに終わるかどうかは俺次第だと思った。
俺がどこまで友達を理解し、理解してもらえるかでいくらでも変えられる。
遥がいたらきっとそう言ったはずだ。
それに詩織も・・・。
地味に予習と復習をこなしていたおかげで、俺は落ちこぼれることはなかった。
そしてその結果、俺の周りには勉強を軸とした人間関係が徐々に形成されていった。
「おーい、真田ー、助けてくれー。」
今日も放課後の自習中に根岸に呼ばれた。