Colorless Life
第6章 告白
俺に下った処分は10日間の謹慎処分だった。
父さんも母さんも自分の息子が停学になったことに驚いていた。
島谷を殴った時のことを思い出そうとした。
だけど、どれだけ考えても、あの時の心境を思い出すことはできなかった・・・。
ナイフを見たら・・・、我を忘れた・・・。ただそれだけ・・・。
それはおそらく、いや、間違いなく・・・、遥を目の前で殺された時のトラウマだった。
何も変わっていなかった・・・。
外側だけ取り繕って変わった気になっていただけだった・・・。
心の奥底では犯人を憎む気持ちも、あの日を後悔する気持ちも、少しもなくなっていなかった・・・。
詩織・・・、ごめん・・・。俺・・・、変われないかも・・・。
父さんも母さんも自分の息子が停学になったことに驚いていた。
島谷を殴った時のことを思い出そうとした。
だけど、どれだけ考えても、あの時の心境を思い出すことはできなかった・・・。
ナイフを見たら・・・、我を忘れた・・・。ただそれだけ・・・。
それはおそらく、いや、間違いなく・・・、遥を目の前で殺された時のトラウマだった。
何も変わっていなかった・・・。
外側だけ取り繕って変わった気になっていただけだった・・・。
心の奥底では犯人を憎む気持ちも、あの日を後悔する気持ちも、少しもなくなっていなかった・・・。
詩織・・・、ごめん・・・。俺・・・、変われないかも・・・。